※こんな方におすすめの記事です!
- ブドウの品種についてもっと知りたい方!
- ピノ・ノワールについて深く知りたい方!
- ピノ・ノワールのおすすめワインを知りたい方!
- 日本のピノ・ノワールについて知りたい方!
今回の記事では、『ピノ・ノワール』について初心者目線で分かりやすく解説していきます!
- ピノ・ノワールの美味しさって何だろう?
- なぜ世界中の人に愛されているの?
- どんな国で造られているの?
- ピノ・ノワールを美味しく飲むにはどうすればいいの?
などなど気になる疑問を今回はしっかり解説していきます(^^♪
ではどうぞ!
- ピノ・ノワールってどういう品種?
- ピノ・ノワールの魅力って何?
- ピノ・ノワールってどんな土地で育つの?
- ピノ・ノワールってどんな国で造られているの?
- 日本のピノ・ノワールって美味しいの?
- ピノ・ノワールの美味しい飲み方は?
- ピノ・ノワールのおすすめワイン10選!!
- 第10位 「コノスル・ピノ・ノワール・20バレル 2017」
- 第9位 オイスターベイ マールボロ ピノ・ノワール
- 第8位 コノスル ピノノワール オシオ
- 第7位 モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール
- 第6位 カレラ ジョシュ ジェンセン セレクション ピノノワール 2018
- 第5位 ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018
- 第4位 ドメーヌ・マシャール・ド・グラモン・ブルゴーニュ ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエルジュ・ロメンヌ 2018
- 第3位 ヴィラデストワイナリー / ピノ ノワール [2018]
- 第2位 ココ ファーム ワイナリー/ピノ ノワール 2018
- 第1位 オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール2015
- ピノ・ノワール まとめ
ピノ・ノワールってどういう品種?
『ピノ・ノワール』はフランス・ブルゴーニュ地方原産の品種です。
とても栽培が難しいとされており、繊細なぶどうの品種です。
世界一のワインと称される「ロマネ・コンティ」にも使われているポテンシャルの高い品種でもあり、その高いポテンシャルから他の品種とはブレンドせず、単一で醸造されることが多い品種です。
また『ピノ・ノワール』の特徴として、熟成させることでその味わいが更に高貴なものに変貌することが世界中で愛される所以です!
それでは、『ピノ・ノワール』の特徴をひとつひとつ分かりやすくご紹介していきます!
ぶどうの果実
ぶどうの果実としては、『果皮が薄い』『渋み成分(タンニン)が少ない』がピノ・ノワールの特徴です。
渋み成分が少なく、酸味があるワインなので初心者の方でも比較的に飲みやすいワインです。
果皮が薄い分病害虫の被害を受けやすいというのが難点。
色合い
ぶどうの実は鮮やかなルビー色をしています。
他のぶどうの品種に比べると薄い色合いをしていて、ワインになっても『淡い赤色』をしています。その為、グラスに注ぐと透き通って見えるワインが多いです!
※なぜピノ・ノワールは淡い色をしているのか?というと果皮が薄く、他のぶどうと比べて色素成分が少ないからです。(色素成分の生成を促す分子『プロキシニアジン』を有さない唯一の黒ぶどう品種)
香り
香りはピノ・ノワールのもつ最大の特徴です!
- 若いワインでは、ラズベリーや赤スグリなどのベリー系のアロマ
- 熟成されたワインでは、なめし革やダージリン紅茶のフレーバー
華やかな香りはとても繊細で、若いワインでは「赤いベリー系」の香りを良く表現され、熟成度が増してくると「なめし革やダージリン紅茶」の複雑な香りが感じられます!
香りについて詳しく見てみたい方はこちらの記事をご覧ください!
味わい
若いワインでは酸がしっかりしている為、さっぱりとした味わいをしており、
数十年熟成されたピノ・ノワールでは渋みがまろやかになり、シルクのような舌ざわりが特徴的です!
熟成されたピノ・ノワールはとてもエレガントで味わいに深みがあります!
ピノ・ノワールは単一品種で造られる!!
ピノ・ノワールはその洗礼されたポテンシャルから単一(一つのぶどうのみ)品種からワインが造られることが多いです。
ピノ・ノワールの特徴である『香り』『酸』この二つの個性が最大の魅力です。
単一の品種で造られるメリットは栽培する品種の味わいをダイレクトにワインに反映させることができ、品種の味わいがダイレクトに伝わるからこそ、その土地の気候、温度、地勢が表現されやすいと言われています。
また醸造においても単一での品種は飲み手にしっかりと造り手の表現が伝えられるとされています。
しかし、デメリットもあります。
ダイレクトにその年の土地や気候条件が味わいに出るため、気候条件が悪い年や病気に侵された時に全滅してしまうリスクが高いことなどがあります。
ピノ・ノワールはシャンパンのブドウとしても使われる?
ピノ・ノワールは『果皮が薄くタンニン(渋み成分)が少ない、そして酸が豊富』という特徴から黒ブドウではありますが、シャンパンのブドウとしても使われます。
シャンパンについて詳しく知りたいという方はこちらの記事をどうぞ!
ピノ・ノワールの魅力って何?
ピノ・ノワールの魅力は『香り、酸味、シルクのような滑らかな舌触り』などなど様々あり、日本食との相性の良さも定評があります。
今回は特にピノ・ノワールの魅力である『香りと繊細さ』に焦点を当てて解説していきたいと思います!
ピノ・ノワール最大の魅力は「華やかな香り」
ピノ・ノワールは『鼻で飲むワイン』と言われるほど香り豊かなワインです。
若いワインでは『華やかなベリー系の香り』が感じられ、熟成度を増すにつれ、『なめし革やダージリン紅茶のフレーバー』が感じられ、より複雑なニュアンスになっていきます。
なぜこれほどまでに熟成度が増すと香りが変化するのか…?
そのポイントは『酸』にあります!
ピノ・ノワールの香りの特徴は『酸』がカギ
熟成度が増すと香りが変化するのはピノ・ノワールが持つ『酸』に大きな特徴があります!
ピノ・ノワールはフランスのブルゴーニュが原産で比較的冷涼な環境が適していると言われています。
冷涼な環境下でブドウが育つと『酸』を十分に蓄えたブドウができ、この『酸』が長期熟成を経て複雑なニュワンスへと導くのです!
ピノ・ノワールの魅力は力強さよりも繊細さ!
ピノ・ノワールは「力強さやタンニン、凝縮感、重さ、渋み」といった赤ワインの重たいイメージではなく、どちらかというと繊細で華やかなイメージです。
熟成したピノ・ノワールはタンニンがまろやかになり、酸も落ち着き、シルクのような舌ざわりの味わいに変わっていきます。
ピノ・ノワールは栽培される土地の影響をダイレクトに受けるため、畑ひとつ違うだけで、きめ細やかな香りや味わいのバリエーションが異なります!
このように栽培地域の味が表現されるのがピノ・ノワールの大きな特徴です!
ピノ・ノワールってどんな土地で育つの?
気候
ピノ・ワールは「比較的冷涼で雨の少ない地域」が適した環境と言われてきました。
その為、フランスのブルゴーニュ以外では良いワインはできないとされていました。
しかし、近年ではアメリカのナパ、オーストラリア、ニュージーランドなど『新世界』(ワインの生産が新しい地域)と呼ばれる「比較的冷涼な地域」で存在感を示しています。
※『新世界』・・・アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ、カナダ、日本
『旧世界』・・・フランス、イタリア、スペイン、ドイツ(昔から生産されていた地域)
土壌
ピノ・ノワールはもともとは限られた土壌でしか良いワインはできないとされていました。
あの有名な「ロマネ・コンティ」を生み出したフランスのブルゴーニュの土壌石灰岩に程よく窒素と粘土が混ざっている土壌で、この土壌が最良とされていたからです。
しかし、現在は様々な国でピノ・ノワールは栽培されており、日本におけるピノ・ノワールも最高品質のワインが造られています。
日本の北海道・余市で造られている「ドメーヌ・タカヒコ」さんは火山性土壌でも美味しいピノ・ノワールは造れると言われています。
「私たち日本人が口にする食材のほとんどは火山性土壌で育ちます。そうした食材でつくられた料理は、同じ火山性土壌で育ったワインのほうが、馴染むのではないかというわけです。特に火山性土壌はうま味をもたらすためには大切」と曽我は語る。
ワイナート87 日本のピノ・ノワールは美味しいのか? 39ページ:より引用
ピノ・ノワールってどんな国で造られているの?
ピノ・ノワールは栽培地域を選び、比較的冷涼で、雨が少ない地域での栽培が適しているとされています。
では世界でどの地域が栽培が盛んなのでしょう?
もちろん原産地のフランスは世界的に有名な「ロマネ・コンティ」の生産地域です。
ブルゴーニュ地方が有名で世界中がブルゴーニュのワインを目指しています!
カリフォルニアやオレゴンなどが有名で、近年ではフランスのブルゴーニュに劣らない素晴らしいピノ・ノワールが栽培されている事で注目を集めています!
ドイツは世界のワイン産地の中でも一番北に位置していて、とても寒い地域でぶどうを育てています!
その為、その寒さから酸度は高くなり、素晴らしい酸と芳醇な香りを持ち合わせたワインが出来上がります。
フランスのブルゴーニュに良く似た気候をしており、コストパフォーマンスに優れたピノ・ノワールの産地です!
南北に広がる大陸で、比較的冷涼な気候であり、降水量300mmと少なくピノ・ノワールの産地として注目を集めています!
またチリワインは、コストパフォーマンスの良さでも優れており、有名なプレミアムワインも多数あります♪
日本においては、北海道がピノ・ノワールの栽培に適しているとされ、冷涼で降水量が少ないのが特徴です。
近年ではフランスの有名な醸造家が地質調査団を引き連れ、北海道での調査を行い、実際に北海道でのピノ・ノワール栽培を開始されていることがとても注目されています。
日本のピノ・ノワールって美味しいの?
日本のピノ・ノワールは世界的にも注目されつつあります!
2020年の2月に快挙のニュースがありました。
イギリスのWilliam Reed Business Media社が発表する「世界のベストレストラン50」にて、4度も世界一に輝いたデンマークのノルディック・レストラン「noma」。そのワインリストに初めて日本のワインがオンリストされた!そのワインとは北海道のワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の自社農園産ワイン“ドメーヌタカヒコ ナナツモリ ピノ・ノワール2017”。
このように世界のレストランでも日本のピノ・ノワールは認められるようになってきています。
皆さんもぜひ日本のピノ・ノワールをご堪能ください(^^)
ピノ・ノワールの美味しい飲み方は?
せっかくピノ・ノワールを飲むなら『美味しい飲み方』知りたいですよね(^^)
それでは、気になるワインの温度やグラスのカタチ、そして相性の良い食事をご紹介致します!
適温
とても多い質問ですが、適温とされているのが、16℃前後と言われています!
ポイントになるのが、酸味が強調され過ぎないようにする為、一番13℃前後に冷やしてから少しずつ16℃へ戻していきます。そうすると温度の上昇とともに香りが広がってくるのがわかると思います!
グラス
グラスはピノ・ノワールの香りを引き出すのにとても重要です!ワイングラスはさまざまな形がありますが、ブルゴーニュ形(バルーン形)が一番適しています。
グラス一つで、ピノ・ノワールの香りの感じ方が全く変わってくるので、自宅で飲む際はできればブルゴーニュ形をおすすめ致します。
料理とのペアリング
ピノ・ノワールを飲む際はやっぱり美味しい料理は欠かせませんね!
ピノ・ノワールにはどんな料理が合うかというと「ガッツリお肉」というよりは、「牛肉の赤ワイン煮」や「チキングリル」など、どちらかというとコッテリメニューが相性良いとされています!
また魚料理は赤身の「カツオのたたき」や「マグロのづけ」なども相性が良いとされています!
ピノ・ノワールのおすすめワイン10選!!
お待たせ致しました!
やっぱり美味しいおすすめのピノ・ノワール知りたいですよね!
喉から手が出るほど欲しいワインも沢山ありますが、中には抽選販売やプレミアム価格になり、なかなか手を出せないワインもあります。
そこで今回は比較的お手頃で、ぜひおすすめしたいワインを厳選してラインナップさせて頂きました!
それではどうぞ!
第10位 「コノスル・ピノ・ノワール・20バレル 2017」
こちらのワインはチリ産のコノスルから出されているピノ・ノワールで、6000本のみの限定生産されたプレミアムワインになります。
某番組で有名なソムリエの田崎真也さんが「宮崎地鶏のすき焼き」におすすめです。と言われた有名なワインになります。
第9位 オイスターベイ マールボロ ピノ・ノワール
こちらのワインはニュージーランド産のピノ・ノワールで「サクラアワード2018」においてW金賞を収めたワインになります。
ピノ・ノワールを一部フレンチオーク樽を使用し醗酵させ、ステンレスタンクとフレンチオーク樽で9か月間熟成させたプレミアムワインです!
第8位 コノスル ピノノワール オシオ
コノスル最高峰のワインになります。その味わいはカシス、ブラックチェリー、ラズベリーにオリーブなど複雑な香りが感じられます。しっかりとした酸味が特徴的で奥行きのある繊細な味わいに苦味がバランスを良くしています。
第7位 モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール
チリワイン最高峰の生産者である「モンテス」が手掛けるとても希少性が高いワインです。年間生産量が約4500ケースと少なく、ピノ・ノワールらしいエレガンスとクリーミーさを備えたコストパフォーマンス抜群のワインになります。
第6位 カレラ ジョシュ ジェンセン セレクション ピノノワール 2018
カリフォルニアの「ロマネ・コンティ」と謳われ、名実ともに最高峰のワインです。和食との相性を考え洗練された味わいに仕立てた日本限定ボトルになります!和食におすすめのワインです。
第5位 ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018
こちらのワインは17世紀から続くフランスの老舗凄腕が放つお値頃ブルゴーニュのピノ・ノワールになります。
味わいは、スグリ、ブラックチェリー、ブルーベリー、ブラックベリーなどの甘く華やかな香りが印象的で瑞々しい果実味とソフトなタンニンでバランスの良いワインに仕上がっています!
第4位 ドメーヌ・マシャール・ド・グラモン・ブルゴーニュ ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエルジュ・ロメンヌ 2018
世界的に有名な評論家である、パーカー氏も大絶賛され、エレガントな香りと果実味は最高峰の品質です。
第3位 ヴィラデストワイナリー / ピノ ノワール [2018]
長野県のドメーヌスタイルのパイオニアが造るスペシャルワイン!
味わいは繊細でエレガントながら、より複雑さの感じられる味わいで、やはり日本食との相性は抜群です!
第2位 ココ ファーム ワイナリー/ピノ ノワール 2018
自然の味わいを生かしたワインで、北海道余市の木村農園で育ったピノ・ノワールを、元ココファーム取締役の醸造家ブルースガットラヴさんが北海道岩見沢にある醸造所、10Rにて野生酵母で醗酵させて造られたワインになります!
第1位 オー・ボン・クリマ・イザベル・ピノ・ノワール2015
カリフォルニア版「ロマネ・コンティ」と謳われ、ブルゴーニュのようなカリフォルニア・ピノ・ノワールの超有名なる造り手が生産しているワインになります。世界的有名なワイン評論家であるパーカー氏が1989年、1990年と2年連続して【世界のベスト・ワイナリー】の1つに選んだワイナリーです。
ブドウは100%除硬せず、自然酵母による発酵で「ロマネ・コンティ」でも使われるフランスのフランソワ・フレール社製の新樽を使ったまさに最高峰のワインです。
ピノ・ノワール まとめ
今回はピノ・ノワールについて解説させて頂きました!
『ピノ・ノワール』の魅力は十分に伝わったでしょうか?
皆さんもこれを機にご自宅やレストランで『ピノ・ノワール』を楽しんでみて下さい!
この記事を読んで頂いた方は今まで以上に『ピノ・ノワール』が美味しく感じられると思います。
また他にも『ぶどうの品種を知りたい!』という方は他の記事もご覧頂けると更にワインを詳しく知って頂けると思います。
ではでは、皆さんも楽しいワインライフをお過ごし下さい♪
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