この記事ではこんな疑問を解決します(^^♪
ロゼワインは赤ワインと白ワインのブレンドではない!
ロゼワインはその色合いからブレンドされていると思われている方も多いですが、実はブレンドはフランスのシャンパーニュ地方だけの特別な製法なんです!
EU圏内ではロゼ・シャンパーニュだけブレンドでの製法が許されており、他の地域や国は禁止されています!
ロゼワインってどうやって造られるの?
ロゼワインの製法は大きく4つのやり方があります!
- 「白ワインのように造られる製法」
- 「赤ワインのように造られる製法」
- 「黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて造る製法」
- 「ブレンドする製法」
「白ワインのように造られる製法」【ダイレクトプレス】
白ワインの製法と同じ工程です。
プレスを先に行い、果汁のみを取り出し発酵させます。
果皮や種を先に取り除いて果汁だけを発酵させる製法
違いとしては、白ぶどうではなく「黒ぶどう」をつかいます。
果皮と接している時間が短いため淡い色のロゼワインとなります。
「赤ワインのように造られる製法」【セニエ法】
赤ワインのように造られる製法は一般的に多く取り入れられている製法です。
果皮や種も一緒にタンクに入れ、色素を抽出しその後果汁だけ抜き取る製法
「セニエ」と呼ばれる方式は赤ワインと同じように黒ぶどうを破砕・除梗し果皮や種を一緒にタンクに入れることで果皮から色素を抽出します。ここまでは赤ワインと同じ工程です。
そして、果汁の色が程よいピンク色になったところで、果汁のみを引き抜いて別のタンクに移して発酵させ、ロゼワインを造ります。
他のロゼワインと比べて果皮に接している時間が長いためピンク色が濃い傾向にあります。
※「セニエ」とはフランス語で瀉血(しゃけつ)=「血抜き」を意味する言葉です。
「黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて造る製法」【混醸法】
黒ぶどうと白ぶどうを果皮がついたままタンクに入れ発酵させて造られる製法です。
黒ぶどうから色素を抽出することで色が付きますが、白ぶどうの皮の色素で薄められるため、淡いピンク色のロゼワインが出来上がります。
「ブレンドする製法」
※シャンパーニュ地方では赤ワインと白ワインをブレンドすることが許されています。
白ワインに少量の赤ワインを入れ色付けしたり、滓抜き後に赤ワインから造ったリキュールを添加する方法が多く用いられます。
ロゼワインの色合いの種類は多彩にある!
ロゼワインのピンク色はほんとに濃い色から淡い色までたくさんに色合いがあります。
淡い色のロゼワイン
インスタ映え | |
料理との相性 | |
味わい | |
製法 | 「ダイレクトプレスの製法」 |
非常に淡い色をしたロゼワインですね(^^♪
こちらの淡い色のロゼワインは「ダイレクトプレスの製法」で造られたロゼワインになります。とてもきれいでインスタ映え間違いなしですね☆彡
鮮やかなロゼワイン
インスタ映え | |
料理との相性 | |
味わい | |
製法 | 「セニエ製法」 |
鮮やかなロゼワインは「セニエ製法」で造られたものが多く、とても鮮やかな色合いのロゼワインになります。こちらも料理との彩りはバツグンでどんなパーティーにおいてもおススメの色合いです。
ロゼワインはどんな料理との相性もバツグン!!
ロゼワインはそのキレイな色合いからどんな料理にも合う万能型ワインとされています。
「フランス料理」「イタリア料理」「日本料理」「中華料理」なんでも相性が合います(^^♪
細かく料理を合わせたい方は次のポイントを実践してみてください!↓
- 全体的にはピンク色に合わせるなら生ハムやサーモンのカルパッチョ、エビのマリネなどピンク色の食材と合わせるとぐっと印象が良くなります。
- 淡いピンク色のロゼワインにはサーモン、サラダなど魚料理や野菜料理が最適です。
- 濃い鮮やかなロゼワインには肉料理の相性が最高!!
- 甘口のロゼワイン:どちらかというとデザートやおつまみと一緒に飲むのが相性が良いです。特にチーズ、フルーツ、スイーツなど
- 辛口のロゼワイン:しっかりとしたお肉料理やムニエルなど味が濃い料理の後味をあっさりしてくれるので相性バツグンです!
ロゼワインを美味しく飲む温度は?
ロゼワインの適温は料理の濃さや甘口・辛口など味わいによっても適温が変わってきます。
以下の表にまとめたのでご覧ください↓
料 理 | 温 度 | |
辛 口 | 濃厚なビーフシチューやステーキ | 10℃~18℃ |
甘 口 | あっさりした魚料理など | 6℃~10℃ |
スパークリング | ソースを使った濃い料理など | 5℃~8℃ |
ステーキやビーフシチューなどのしっかりと濃い料理には辛口のロゼワインが最高です!
このような料理には辛口ワインがとても相性が良く、適温は10℃~18℃です。
温度管理の方法としては、冬であればそのままの常温でも適温になりますが、夏場の場合は冷蔵庫に15分ほど冷やすと10℃~18℃くらいの温度になります。
ロゼワインの濃くや渋みを楽しめるようになります。
あっさりした魚料理やスイーツなどは甘口ワインが最適です!
適温は6℃~10℃です。
冷蔵庫でしっかりと3~4時間冷やすと10℃以下のひんやりとしたロゼワインになります。
バーベキューやホームパーティーの際はできるだけ早めに準備しておきましょう。
さわやかなスパークリングのロゼは濃いソース料理などに最適です。
スパークリングの場合はキンキンに冷やした方がとっても美味しく感じるので、
適温は5℃~8℃です。
おススメロゼワイン3選
甘口ロゼワイン
甘口のロゼワインといったらコレ!!
非常にフレッシュなロゼワインで、キャンベルアーリーという品種で造られており、香りはストロベリーやアセロラのような香りがします。
女性でもとっても飲みやすく、味わいはもぎたての果実のようなフレッシュ感が口いっぱいに広がります。
こちらのロゼワインは8℃~12℃での温度が推奨されています。
値段もとてもお手頃でお買い求めやすい金額になっています。
皆さんも是非ご堪能下さい!
辛口ロゼワイン
辛口ロゼワインと言えばこちら!
2013年の初リリース時に、初回6,000本は5時間で完売したという大ヒットロゼワインになります。
ワインスペクテイター誌の2013年世界のトップワイン100にロゼワインで唯一選ばれた世界最高峰のロゼワインでこのロゼワインがなんと3000円台で飲めちゃいます!!
香りは白い花と摘み立てのイチゴの香りです。
味わいは複雑でラズベリーやイチゴ、柑橘系の味わいがとても魅力的です。
ロゼのシャンパン
なんといってもシャンパンはこちら!
不動の人気であるMoët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)
夏はなんといってもロゼの泡ですよね!
ロゼの中でも極めて人気が高いのがこちらのシャンパン
イチゴのような甘酸っぱいフルーティーな香りと辛口のスパークリングの味わいはまさに最高の一本
こちらは化粧箱もついており、パーティーや贈り物にも最適のワインになります。
みなさんも是非お祝い事などこちらのロゼシャンパンをご堪能下さい!
まとめ
- ロゼワインのピンク色は赤ワインと白ワインを混ぜたものではなく醸造によってピンク色のワインになる
- ロゼワインは赤ワインのような造られ方と白ワインのような造られ方がある
- ロゼワインは薄い色のピンクから鮮やかな濃いピンク色まで様々な色合いがある
- ロゼワインは色の濃さと味わいは一緒ではない
- ロゼワインを美味しく飲む適温は辛口で10℃~18℃、甘口は6℃~10℃、スパークリングは5℃から8℃に冷やして飲むと美味しく飲める
パリ発祥・国内で30年の歴史を誇るワインスクール。
趣味や教養でワインを学ぶ方から、資格取得やプロフェッショナルの方まで、毎年6000名以上の方々に選ばれています。
こんな方におススメ!!
- まずは、楽しく美味しく、
ワインの知識やテイスティングを学びたい方 - ワインを基礎から学び、味わいについて、
自分の言葉で表現できるようになりたい方 - レストランやワインショップで、
好みのワインを選べるようになりたい方 - ビジネス会食や、ワイン仲間との集まり等で、
ワインについて語れるようになりたい方 - ワインの資格に興味があるので、
まずは知識・スキルの土台を整えたい方
どんな講座なの??
熱意溢れる講師陣が、ワインの世界に導きます。
「ワインの種類や造り方」はもちろん、よりワインを美味しく味わうために知っておきたい「料理との相性」や「グラスの選び方」、 一度は味わいたい「世界の主要産地の銘柄ワイン」まで体系的にワインの知識を身につけられます。
無料体験はこちらから↓