今回の記事は
についての悩みを解決する記事になります。
赤ワインの渋みはタンニンという成分にある!!
赤ワインの渋みがあるのは「タンニン」という成分があるからです!
「タンニン」は植物性化合物の総称で、ポリフェノールの化合物の一つとして言われています。
この「タンニン」はぶどうの果皮や種に多く含まれているため、赤ワインには渋みを感じます。
赤ワインは果皮や種も一緒に発酵させるから渋みがある!
白ワインと赤ワインにはその製法に違いがあります。
- 白ワインは果皮や種を取り除いて発酵させワインを造る
- 赤ワインは果皮や種を一緒にして発酵させワインを造る
とても簡単に解説すると、「タンニン」は果皮や種にある為、一緒に発酵させる赤ワインは渋みが生まれるということです!
赤ワインも生育環境やぶどう品種によって渋みが異なる
- ぶどうの生育環境によるもの
- ぶどうの品種によるもの
ぶどうの生育環境
気温が高く日照量も多いと実が熟しやすい傾向にあります。
ぶどうの実が熟すと「タンニン」柔らかくなり、まるみを帯びたやわらかい飲み口になります。
そのため、冷涼なフランスのボルドーという地域で造られるワインは比較的硬さのある「タンニン」になり、オーストラリアやチリなどの温暖な地域では比較的まるみを帯びた「タンニン」になります。
ぶどうの品種によるもの
代表的な例としてピノ・ノワールという品種があります。
ピノ・ノワールは果皮が他のぶどうよりもとても薄いため、渋み成分の「タンニン」や色素成分の「アントシアニン」が少ない品種になります。
その為、渋みが少なく豊かな酸味のあるやや薄い色のワインとして有名です。
このようにぶどうの品種によっても「赤ワインの渋み」は大きく変わります。
渋みのある赤ワインを美味しく頂く方法!!
渋みのある赤ワインを美味しく頂く方法は大きく3つあります!
- 料理と合わせて赤ワインを飲む
- ワインの温度を調整する
- ワインを空気に触れさせる
料理と合わせて赤ワインを飲む
ワインは単独で飲むのと料理と一緒に飲むのとではワインの味わいの感じ方がまるで違います。
なぜならワインと料理はお互いの渋み・酸味・辛味・旨味など美味しさを引き出しあうからです。
脂の乗ったステーキや濃厚なソースの料理などと一緒に飲むと渋みがある赤ワインもとても奥深い味わいに変わり、単独で飲む赤ワインと比較にならないくらいの違いがでます。
ワインの温度を調整する
ワインの温度はそれぞれ渋みの強さによって推奨されている温度設定が異なります。
- 渋みが強い(フルボディ) 16~18℃
- 渋みが中間(ミディアムボディ)13~16℃
- 渋みが軽い(ライトボディ) 10~12℃
赤ワインは白ワインに比べ適温が少し高くなっています。(白ワインは10℃前後)
赤ワインを冷やし過ぎると、どうしても渋みが出てしまいいます。
良くやってしまいがちなのが、冷蔵庫に冷やしたままになり飲む直前に出して飲んでしまうことです。(@_@)
ワインを飲む際は必ず赤ワインの適温を確認して飲むことをおススメします!
空気に触れさせる
渋みが強いワインやまだ若いワインは空気に触れさせることで酸化が進み、味わいがまろやかになります。
下の写真のように大きな容器に移し替え空気を触れさせることを「デキャンタージュ」と言います。
- 味をまろやかにする
- 香りを引き立たせる
- ワインのオリを抜く
デキャンタージュは大きく3つの効果があり、「渋くて酸味が強いワインなどどうしても飲みにくい…」という時には是非実践してみてください!
〈その方法とはワインの瓶を振ることです!〉(2~3回)
高い赤ワインには抵抗があるかもしれませんが、安くて普段飲みできるワインをテーブルワインと呼ぶのですが、このようなワインを買ったときに「うわ~渋くて飲めない…」となった時に是非おススメの方法です。
デキャンタージュ専用の容器が無くてもそのまま振るだけですので、どんな方でも真似しやすく簡単にできます。
ワインのボトルを振ることで、ワインに空気が触れ、香りや味わいがガラッと変わることがお分かりいただけると思います。
女性が飲みやすい赤ワインは渋みが少ないピノノワールやメルローの赤ワイン!
もともと渋みが少ないワインを飲みたい!!という方はピノノワールやメルローという品種をおススメ致します。
- ピノノワール
- メルロー
この2つの品種は渋みが少なく女性でも飲みやすいのが特徴です!
ピノノワール:フランスのブルゴーニュを代表するワインでタンニンが少なく滑らかな味わいがするのが特徴です。香りはベリー系の香りで家庭料理にも相性抜群です!
メルロー:世界中で多く栽培されている品種でタンニンはまるみがあり、ふくよかな味わいが堪能できます。香りはブルーベリーやチョコレートのような香りでこちらも家庭料理にも相性がとても抜群です!
まとめ
- 赤ワインの渋みの理由はタンニンという成分があるから渋く感じる
- タンニンはぶどうの実の果皮や種に多く含まれている
- 赤ワインは果皮や種も一緒に発酵させるため渋みを感じる
- ぶどうの生育環境や品種によっても渋みは異なる
- 渋みのあるワインを美味しく頂く方法のポイントは料理と一緒に飲む・温度を調整する・空気に触れさせるこの3つ
- ぶどうの品種によってタンニンが少なくまろやかな味わいの品種もある
- 女性が飲みやすく渋みが少ない品種はピノノワールやメルローをおススメする
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